「アンプティサッカー」小学校で体験授業 土佐

足や腕に障害がある人たちがプレーする「アンプティサッカー」を児童が体験する授業が4日、土佐市の小学校で行われました。

この授業は、児童に障害のある人への理解を深めてもらおうと土佐市社会福祉協議会が市内の蓮池小学校で開き、6年生の児童、22人が参加しました。

「アンプティサッカー」は足や腕に障害がある人たちが「クラッチ」と呼ばれる2本のつえで体を支えながら片足でプレーするサッカーです。

児童たちは、関西から招かれたアンプティサッカーの選手からつえを使った歩き方や走り方を教わったうえで、片足で飛び跳ねながらボールを追いかけて蹴っていました。

体験した6年生の男子児童は「体が不安定なので、力があまり入らず難しかったです。手首で体重を支えるので痛くなりました」と話していました。

今回の授業に関わった高知リハビリテーション専門職大学の足立一教授は「障害があるといっても普通の人の得意不得意と変わらないので、子どもたちにはこうしたパラスポーツを通して多様な人との共生社会を理解してほしい」と話していました。