県独自の学力調査 公立の小中学校で始まる

高知県が独自に行う学力調査が4日から県内の公立の小中学校で始まりました。

県独自の学力調査は、子どもの学力の把握や教員の指導方法の改善に役立てようと、県教育委員会が毎年行っています。

ことしは県内の公立の
▽小学校の4年生と5年生
▽中学校の1年生と2年生のあわせておよそ1万8500人が対象になっています。

このうち、高知市の朝倉第二小学校では午前中から調査が始まり、児童がタブレット端末を使って回答していました。

学力調査は
▽小学4年生が国語と算数の2教科
▽小学5年生が国語、算数、理科の3教科
▽中学1年生と2年生が国語、数学、理科、社会、英語の5教科について行われるほか、ふだんの学習状況や生活習慣について尋ねる質問調査も行われます。

朝倉第二小学校の西田尚弘校長は「学力調査は、教員にとってこれまでの指導方法を振り返るよい機会になると考えている。子どもたちにはふだんの学習の成果が発揮できるように、緊張せずに取り組んでもらいたい」と話していました。

調査は今月8日にかけて行われ、結果は、来年2月に各学校に送られる予定です。