高知市の居酒屋 客と従業員が集団食中毒 ノロウイルスか

高知市の居酒屋で飲食をした29人が腹痛や下痢などの症状を訴えました。保健所はこの店の料理が原因の集団食中毒と断定し、30日から3日間の営業停止処分にしました。


高知市によりますと、11月27日、高知市追手筋の居酒屋「うめ丸」を利用した人から、下痢や腹痛、おう吐の症状を訴えているという連絡があったということです。

市が調べたところ、11月22日と24日にこの店を利用した20代から50代の男性22人と、30代から40代の女性7人のあわせて29人が症状を訴えたということで、現在、全員が快方に向かっているということです。

また、このうち11人の客と従業員からノロウイルスが検出されたことから保健所はこの店の料理が原因の集団食中毒と断定し、30日から3日間の営業停止処分にしました。

市によりますと、去年1年間の市内の食中毒の発症者は17人だったのに対し、ことしは今回を含めてすでに99人にのぼっています。

市は、トイレを使用したあとや調理をしたあとは十分に手を洗い、火を通す必要のある食品は十分に加熱して食べるよう呼びかけています。