高知市長選が告示

任期満了に伴う高知市長選挙が19日告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補し、7日間の選挙戦に入りました。

高知市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、▼6期目を目指す現職で立憲民主党と国民民主党、それに社民党が推薦する岡崎誠也氏(70)、▼新人で自民党と公明党が推薦する元県議会議員の桑名龍吾氏(61)の2人です。

届け出を済ませた候補者は、それぞれ高知市内で有権者に支持を訴えました。

岡崎氏は「支え合って作っていく社会を20年間目指してきた。企業を守る、市民生活を守る、このことが重要な課題だ。観光をさらに伸ばしながら地域経済を元に戻し、南海トラフ地震の事前復興計画をしっかりと作り上げて、三重防護を仕上げる」と訴えました。

桑名氏は「このままの高知市かこれからの高知市かを選ぶのが今回の高知市長選挙だ。高知市でも人口減少が進んでいるが、若い人たちが活躍する場面や機会を作る。私が市長になったら、今の市長とは違い、決める、進める、変える高知市を作っていく」と訴えました。

今回の市長選挙は、自民党と公明党が桑名氏を推薦する一方、立憲民主党と国民民主党、それに社民党が推薦する岡崎氏を共産党が自主的に支援する構図となっています。

選挙戦では、現職の5期20年の市政運営に対する評価を最大の争点に、中心部にある市有地、いわゆる「西敷地」の活用など中心市街地の活性化や、少子化対策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

高知市長選挙の投票は、高知県知事選挙などと同じ今月26日に行われ、即日開票されます。