“介護の負担軽減へ” 福祉機器を紹介する展示会 高知市

お年寄りや障害のある人の暮らしを支え、介護する人の負担軽減にもつながる福祉機器を紹介する展示会が、17日から高知市で始まりました。

この展示会は、県社会福祉協議会などが毎年開いていて、会場の高知市の県立ふくし交流プラザには、車いすや介護用のベッドなどの福祉機器およそ1000点が展示されています。

このうち、介護用のリフトは、ベッドに横たわった人をシートでつり上げるもので、介護をする人の腰痛を防ぐなど負担軽減が期待されています。

リフトは、重さ150キロまで持ち上げることが可能で、ベッドから車いすへの移動を人の力を使わずに行えるということです。

また、すべりやすい素材を使ったベッドに敷くシーツも紹介され、持ち上げたり、引きずったりせずに介護が必要な人の体の位置を変えることができるということです。

このほか、最新の介護ロボットなども紹介されていて、訪れた人たちは機器を体験したり、担当者から説明を聞いたりしていました。

高知市の介護の現場で働く20代の女性は、「介護士は腰痛を抱えている人が多いと聞きます。介護用のリフトなどがありますが、負担を軽減できる機器が増えてほしいです」と話していました。

また、介護職に就いている30代の女性は、「介護を必要とする人は1人1人違うので、それぞれにあった機器を見つけたいです」と話していました。

この展示会は、18日まで開かれています。