坂本龍馬 188回目の誕生日を祝う式典 高知市

15日は幕末の志士、坂本龍馬が生まれた日です。
高知市の生誕地では龍馬の誕生を祝う式典が開かれました。

坂本龍馬は、188年前の天保6年、11月15日に現在の高知市上町で生まれ、慶応3年の同じ日に暗殺され、33歳で生涯を閉じました。

15日は、高知市の坂本家の邸宅跡にある石碑の前で龍馬の親族や関係者などおよそ40人が集まり、188回目の誕生日を祝う式典が開かれました。

式典では、神事が執り行われたあと、高知市の第四小学校と城西中学校の児童と生徒あわせて4人が龍馬の功績に思いをはせて手紙を読みました。

手紙では「龍馬さんのように優しくみんなのことを思いやれるようになりたい」とか、「龍馬の生き方から諦めずに挑戦することを学んだ」などと述べていました。

このほか会場では、保育園の園児たちの演奏が披露されたほか、県内外から龍馬ファンも訪れていて、にぎわいを見せていました。

坂本龍馬誕生祭実行委員会の内田荘一郎会長は「龍馬の功績や進取の精神を若い世代に伝えていきたい」と話していました。11月15日は幕末の志士、坂本龍馬が生まれた日です。

また、龍馬が立ち上げた日本最初の商社と言われる「亀山社中」の跡地の近くにある長崎市の神社では、功績をたたえる神事が行われました。

長崎市はかつて龍馬が立ち上げた日本最初の商社と言われる「亀山社中」があり、龍馬の活動の拠点の1つとなっていたゆかりの地です。

15日は、龍馬が生まれた11月15日にあわせて「亀山社中」跡地近くにある「坂本龍馬神社」で神事が行われ関係者10人あまりが集まりました。

神事ではまず、神職が祝詞を読み上げ、続いて、参加した人たちが龍馬に思いを馳せながら、ひとりひとり、玉串を供えました。

福岡県から参加した50代の男性は「坂本龍馬の生きざまからはいまの私たちも学ぶことが多いと思っている。龍馬という人をもう一度見つめて、私も龍馬のように自分だからこそできることをこれからやっていきたい」と話していました。