「高知健康科学大学」の設置認可 来年4月開学へ

理学療法士や作業療法士を養成する「高知健康科学大学」の設置が文部科学省の審議会で認められ、来年4月に開学することになりました。

文部科学省の「大学設置・学校法人審議会」で新たに認可の答申が出されたのは、高知市大津の学校法人が運営する「高知健康科学大学」です。

学校法人は、現在、理学療法士や作業療法士を養成する専門学校「土佐リハビリテーションカレッジ」を運営していますが、来年度から学生の募集を停止し、この大学に段階的に移行することにしています。

新たな大学、高知健康科学大学には、健康科学部リハビリテーション学科が設置され、年間の定員は、理学療法学専攻が35人、作業療法学専攻が35人のあわせて70人になります。

大学では、少子高齢化が進む高知県でリハビリテーションの実践と研究を学び、高齢者のフレイル予防や発達障害への支援といった課題にも取り組むとしています。

来年4月に開学する予定で、高知県内では6つ目の大学となります。

高知健康科学大学は「少子高齢化が進む高知という地域で少しでも多くの学生に学んでほしい。受験の1つの選択肢になればと考えている」と話しています。