県知事選告示 現職と新人4人が立候補

任期満了に伴う高知県知事選挙が9日、告示され、現職と新人3人のあわせて4人が立候補を届け出て、17日間の選挙戦に入りました。

高知県知事選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、2期目を目指す現職で自民党と公明党が推薦する浜田省司氏(60)、新人で飲食店経営の中島康治氏(45)、新人で共産党が推薦する元県議会議員の米田稔氏(71)、新人で元配管業の山下陽一氏(75)の4人です。

届け出を済ませた候補者は、それぞれ高知市内で有権者に支持を訴えました。

浜田氏は「共感と前進を県政運営の基本姿勢として4年間展開してきた。デジタル化、グリーン化、グローバル化といった時代の流れを先取りし、県政を強化していく。少しでも元気で豊かにあたたかい高知にしていきたい」と訴えました。

中島氏は「一念発起して、30年前に82万人いた高知県の人口を取り戻す政策をするか決めてほしい」と訴えました。

米田氏は「物価高騰が国民の暮らしを襲うそんな時に、現県政は県民の目線で県民のために県政を進めてきたでしょうか。賃金引き上げ、負担減によって県民の暮らしを守る。県民の暮らしと命を守る県知事を誕生させてほしい」と訴えました。

山下氏は「クルーズ船を相手に商売するサポートを行えば、若者が地元で仕事できることにもつながる」と訴えました。

現職の浜田氏を自民党と公明党が推薦しています。
また、新人の米田氏を共産党が推薦し、社民党が支援しています。

選挙戦では現職の県政運営に対する評価をはじめ、物価高や新型コロナの影響で落ち込んだ地域経済の活性化、それに歯止めがかからない人口減少への対策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

投票は、11月19日に告示される高知市長選挙などと同じ今月26日に行われ、即日開票されます。