『釣りバカ』シティ目指し 初心者向け教室など開催へ 須崎市

高知県須崎市は、人気マンガ『釣りバカ日誌』のキャラクターを活用するなどして釣り人に優しいまちづくりを進め、初心者向けの釣り教室や市民向けの釣り大会などを開催することになり、9日に宣言式が行われました。

須崎市は、人気マンガ『釣りバカ日誌』の名前を生かし、釣り人に世界で一番優しい「『釣りバカ』シティ」を目指すことになり、市内で宣言式が行われました。

式には、原作者のやまさき十三さんも参加し「誰もが釣りを楽しめるまちということで、お年寄りが釣りを楽しめるような工夫も欲しい」とあいさつしました。

式では、マンガのキャラクターを市内の釣りスポットの看板などに登場させることや、市民全員が釣りを楽しめる取り組みを募ることなどが発表されました。

最後には、やまさきさんのかけ声のあと、参加者が釣りざおを高く掲げて「『釣りバカ』シティ」宣言を行いました。

今回の取り組みは『釣りバカ日誌』の初代担当者で、主人公のモデルにもなり、現在高知県に移住している黒笹慈幾さんが須崎市に提案したことをきっかけに実現しました。

「『釣りバカ』シティ」のプロデューサーを務める黒笹さんは「海のまち須崎で暮らす市民みんなが『釣りバカ』になって、幸せになってほしい」と話していました。

須崎市では今後、市民を対象にした釣り大会や初心者向けの釣り教室などを開く予定だということです。