高知県が生産量日本一の「冬春ナス」 出荷作業が本格化

高知県が生産量日本一を誇る冬春ナスの出荷作業が本格化しています。

冬春ナスは、果肉と皮のやわらかさが特徴で、高知県内ではおよそ650人の生産者が栽培しています。

ことしも今月中旬から出荷が始まり、安田町の清岡克弘さんの農業用ハウス22アールでも、連日朝早くから収穫の作業が行われています。

ことしは天候に恵まれ、台風による被害もなかったことから順調に育っているということです。

清岡さんは、「天候にも恵まれ、つやの良いナスが収穫できています。異常気象で夏が長い分、産地の皆さんは、苦労していると思います。細心の注意をしながら全国においしいナスを届けたいと思います」と話していました。

また、近くの出荷場では、収穫されたナスの出荷作業が行われ、大きさや色などを見分けるカメラでサイズごとに仕分けた後、出荷されていました。

高知県内で生産されている冬春ナスは、高血圧を改善する成分を豊富に含むとして、3年前、ナスとしては全国で初めて、消費者庁の「機能性表示食品」に登録されました。

冬春ナスの出荷作業は来年6月ごろまで行われ、主に四国や関東地方のスーパーに並ぶということです。