冬の観光需要を掘り起こせ 須崎市などがクーポン券を販売へ

旅行者が減る冬の閑散期の新たな観光需要を掘り起こそうと四万十川上流の高知県の須崎市や四万十町など5つの市と町は、宿泊や買い物などに利用できるプレミアム付きのクーポン券を来月から販売することになりました。

須崎市、四万十町、中土佐町、津野町、それに梼原町の5つの市と町は、四万十川の上流に広がる「奥四万十エリア」を多くの観光客に楽しんでもらおうと、来月1日からプレミアム付きのクーポン券を販売します。

1セット5000円で、1万円分の宿泊や買い物などに使えます。

具体的には4000円分の宿泊券が1枚、平日限定の1000円分の宿泊券が1枚、それに食事や買い物に使える500円分の観光券が10枚です。

合わせて1万セットが販売される予定で、各市町村の観光協会や道の駅のほか、コンビニでも購入でき、来年1月末まで利用できます。

5つの市と町は、旅行者が減る冬の閑散期にこうしたクーポン券を販売することで、新たな旅行需要の掘り起こしにつなげたいとしています。

事業を手がける一般社団法人の「奥四万十高知」は、「大自然が魅力の『奥四万十エリア』に宿泊し、ゆっくりとお得に旅行を楽しんでもらいたい」と話しています。