陸上男子100メートル 桐生選手のかけっこ教室 高知市

陸上男子100メートルで日本選手として初めて9秒台を記録した桐生祥秀選手が21日、県内の小学生を対象にしたかけっこ教室を開きました。

桐生祥秀選手は、子どもたちに走る楽しさを知ってもらおうと、オフシーズンを利用して、走り方を指導するかけっこ教室を全国で開いていて、21日は、高知市のくろしおアリーナに、小学生120人が集まりました。

子どもたちは、両手と片足をあげたまま10秒間制止して、バランスを保ったり、ジャンプして空中で手と足を広げて体を大の字にしたりするなど、全身を使った準備運動をしました。

このあと、うつ伏せに寝て、音に反応して、起きあがって走るなど、さまざまなトレーニングに取り組みました。

最後は抽選で選ばれた子どもたちが桐生選手と対決しました。

桐生選手は、ハンデはあったものの、全員をあっという間に追い抜き、子どもたちは、その速さを間近で体感していました。

桐生選手は、「今回の体験が思い出に残ってくれたらうれしいですし、今後、選手として一緒に競技場で会えるのを楽しみにしたいです」と話していました。

子どもたちは、「教わったことを生かして小学校のかけっこで一番になりたいです」などと話していました。