学習アプリ不正アクセス 高知県内 6000人余の情報流出

県内の中学校や高校などで使われている学習アプリのデータベースに不正アクセスがあり、生徒や教員のべ6000人あまりの名前や学校名などの個人情報が外部に流出したことがわかりました。

県教育委員会によりますと、18日、「カシオ計算機」が運用する学習アプリ「ClassPad.net」のデータベースに不正アクセスがあり、「利用者の個人情報が漏えいした」と会社側から連絡があったということです。

教育現場のデジタル化を進めるため、県内の中学校や高校、それにろう学校の15校でこのアプリが導入されていて、昨年度から2年間、利用していた生徒と教員、のべ6000人あまりの名前や学校名、貸与されているメールアドレス、それに出席番号などが流出したということです。

県教育委員会はアプリの利用を当面停止するとともに、企業に対し詳しい被害状況や今後どのような被害が想定されるか確認するよう要請したとしています。

県教育委員会は各学校に周知した上で「引き続き情報収集を行い、利用者には被害が出た場合、学校を通して連絡してほしい」と話しています。