「国民文化祭」令和8年度 高知県で初開催へ

文化庁などが主催する国内最大の芸術と文化の祭典、「国民文化祭」が3年後の令和8年度に高知県で初めて開催されることが決まりました。

「国民文化祭」は、文化庁などが主催する音楽や美術などに取り組む人たちによる国内最大の芸術と文化の祭典で、毎年、各都道府県の持ち回りで開催されています。

高知県は文化庁に開催を要望していましたが、このほど県内で初めて開催されることが決まり、19日、内定書が交付されました。

開催は、3年後の令和8年度の秋を予定していて、県は年内を目安に有識者による検討委員会を設置し、基本構想をまとめることにしています。

県内では、中山間地域を中心に少子高齢化や過疎化の影響で伝統行事などの担い手が不足し、次の世代への継承が課題となっています。

高知県の浜田知事は、「文化芸術のさらなる振興と、中山間地域などに伝わる民俗芸能の再興・継承につなげていきたいと考えています。『よさこい』や『まんが』をはじめ、地域の伝統芸能、豊かな自然に育まれた『食』など、高知県の特色ある文化を全国の皆さまにお披露目できるよう、準備を進めてまいります」とコメントしています。