下水道の維持管理 最新技術を紹介する展示会 高知

生活に欠かせない下水道の維持管理や耐震化への取り組みなど最新技術を紹介する展示会が、19日、高知市で開かれました。

この催しは下水道の維持管理の大切さを理解してもらおうと、日本下水道管路管理業協会が開き、施工業者や自治体の担当者などおよそ1500人が参加しました。

高知市の高知ぢばさんセンターを会場に、下水道施設の維持管理や耐震化の技術など、最新の工法と関連する製品などが紹介されました。

このうち、下水管の内部を清掃する場合の実演が行われ、ホースのような機械の先にカメラが設置されていて、モニターを通じて清掃の状況を確認できるということです。

また、耐震化の最新技術を紹介するコーナーでは、下水道管を修繕する際、加熱と冷却などの温度調整でパイプの硬さを変える技術が使われ、耐震性にすぐれた工法であることが紹介されました。

主催した団体によりますと、下水道は地震の揺れや液状化で大きな被害を受けやすく、地震にどう備えるかが課題だということです。

日本下水道管路管理業協会の長谷川健司会長は「下水道施設が南海トラフ巨大地震などで大きな被害を受けないよう、液状化にも対応する技術も公開しているので多くの人に知ってほしい」と話していました。