土佐くろしお鉄道 イベント前に森林鉄道の写真など飾りつけ

高知県東部の中芸地域で、特産のゆずや、かつて走っていた森林鉄道などに関するイベントが今週末から始まるのを前に、地域を走る列車の車内に森林鉄道の写真やゆずの装飾品を飾りつける作業が、17日に安芸市で行われました。

飾りつけが行われたのは、中芸地域を通る土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の列車です。17日、安芸市の鉄道の車庫で、イベントを主催する団体のメンバーと鉄道会社の社員のあわせて4人が飾りつけにあたりました。

車内にはかつて中芸地域の特産の杉を運んでいた森林鉄道の昔懐かしい白黒の写真に加え、現在も残る橋や軌道、それにトンネルの写真あわせて60枚が所狭しと貼り出されました。また、この地域特産のゆずをかたどった装飾品も飾りつけられました。

高知県東部の5つの町と村からなる中芸地域では、「ゆずフェス」と題して今月21日から12月10日まで
▼ゆずの収穫体験
▼森林鉄道の跡を巡るなどのイベント
が行われます。

「ゆずフェス」を主催する「中芸のゆずと森林鉄道日本遺産協議会」の岩佐戸津さんは、「『ゆずフェス』は、今回で10回目と記念になるので、列車の写真を見ながらイベントにも参加してもらいたいです」と話していました。

この列車は17日から運行を始め、11月6日まで運行される予定です。