高知新港にクルーズ船が寄港 乗客が県内観光地へ

およそ3000人を乗せたクルーズ船が17日、高知市の港に寄港し、乗客たちは県立牧野植物園など県内の観光地に向かいました。

高知新港に寄港したのは、マルタ共和国のクルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」で、乗客と乗員はあわせておよそ3000人です。

この船は今月12日に横浜を出港し、大阪などを経て、17日に高知新港に到着しました。

岸壁では地元の人たちが「よさこい祭り」の演舞で使われる「フラフ」と呼ばれる大きな旗を振るなどして、乗客たちを歓迎しました。

このあと、船を降りた乗客たちは用意されたバスに乗り込み、高知城や県立牧野植物園など県内の観光地に向かっていました。

県によりますと、高知新港には今年度57隻のクルーズ船の寄港が予定されていて、これまでで最も多かった平成29年度の40隻を上回り、過去最多となる見込みだということです。

メキシコから訪れた人は、「高知城と牧野植物園に行きたい」と話していました。

また、カナダから訪れた人は、「『ひろめ市場』を楽しみにしている。伝統的な料理をすべて試してみたい」と笑顔で話していました。

クルーズ船は17日午後9時に高知新港を出港し、次の寄港地、韓国のプサンに向かう予定だということです。