「ウマい話にご用心」ゆずジュースのラベルで詐欺防止 馬路村

11日から始まった「全国地域安全運動」に合わせて馬路村の特産品のゆずを使ったジュースに詐欺防止を呼びかけるラベルが印刷されることになりました。

12日は、馬路村農業協同組合で制作発表の記者会見が行われ、地元の警察署や農協の関係者など合わせて10人余りが出席しました。

この組合では、特産のゆずを使ったジュースを製造・販売していますが、高齢者を狙った特殊詐欺などの犯罪があとを絶たないことから警察の依頼を受けて詐欺防止を呼びかけるラベルを貼ることになりました。

ラベルには、男の子の代わりに警察官のイラストが描かれ、「ウマい話にご用心」と印刷されています。

安芸警察署の藤本幸司次長は、「お年寄りを狙った犯罪が県内では続発しています。お年寄りにもわかりやすい商品になっていると思います」と話していました。

馬路村農業協同組合の長野桃太販売課長は、「このジュースが地域に貢献できるのであれば、村のゆず農家にとってもうれしい結果になると思います」と話していました。

このジュースは、13日から高知市のアンテナショップや村内の直売所で販売されるほか、全国地域安全運動の啓発活動でも活用されるということです。