絵本「あんぱんまん」誕生50年 園児に絵本贈呈 高知 香美

子どもたちに「アンパンマン」をもっと知ってもらおうと、香美市出身の漫画家、やなせたかしさんが作った財団から地元の園児たちに絵本が贈られました。

この取り組みは絵本の「あんぱんまん」が誕生して50年になることなどを記念して、「やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団」が企画し、地元の保育園と幼稚園に絵本を贈りました。

3日はアニメの放送が始まった「アンパンマンの日」にあたり、香美市のやなせたかし記念館で美良布保育園の園児およそ50人を招いて贈呈式が行われました。

式には、やなせたかしさんの分身である「やなせうさぎ」が登場し、初期のアンパンマンが描かれた絵本6冊が手渡されると、子どもたちは「大事に使います」と声を合わせてお礼を伝えました。

このあと、子どもたちは企画展を見学し、アンパンマンの世界を楽しみました。

子どもたちは「アンパンマンが好き」とか、「絵本を読むのが楽しみ」などと話していました。

財団の仙波美由記事務局長は「絵本から言葉だけではないメッセージが伝わると思う。今の子どもたちにアンパンマンの魅力を知ってもらうきっかけになってほしい」と話していました。