駆除された野生動物の革活用 環境保護で高校生が資金募る

駆除された野生動物の革を使ってキャンプ用のベストを作り、その販売利益を環境保護団体に寄付しようという取り組みを県内の高校生たちが企画し、活動に必要な資金を広く募ることになりました。

この取り組みは、大方高校と高知商業高校、それに山田高校の3校の高校生6人が企画したもので、23日、香美市で報告会が開かれました。

それによりますと、この企画は、農業被害を抑えるために駆除された鹿やいのししの革を使ってキャンプ用のベストを作り、その販売利益を県内で活動する環境保護団体に寄付しようという取り組みです。

高校生たちはこの取り組みを行うため、県が今年度から始めたふるさと納税とクラウドファンディングを組み合わせた制度を活用して、今月21日から活動に必要な資金の募集を始めていて、100万円を目標としています。

企画を立案した山田高校の大勝朱夏さんは「地域を盛り上げたいという思いから始まったビジネスプランで、活発に活動していきたい」と話していました。

また、資金集めを支援する高知県政策企画課の岡田和真主幹は「高校生や若い方の中で地域の課題を解決する取り組みが広がっていってくれたらうれしい。温かい支援をお願いします」と話していました。

高校生たちの活動資金は、11月10日までインターネットサイトの「READY FOR」を通じて募集されます。