高知市内を案内 観光ガイドの養成講座が始まる

新型コロナの5類移行を受けて高知県内を訪れる観光客が増える中、高知市内を案内する観光ガイドの養成講座が19日開かれました。

この講座は高知市観光協会が、県外の観光客をもてなすため市内の観光名所を案内するボランティアの観光ガイドを育てようと4年ぶりに開きました。

19日、高知市中心部の複合施設「オーテピア」で開講式が開かれ、受講生およそ30人が参加しました。

はじめに、高知市観光協会の中澤慎二会長が「観光客は高知の文化や歴史を詳しく知ることでまた高知に来たいと感じてくれるはずです。楽しく学びながら高知の魅力を伝えてほしい」とあいさつしました。

このあと、観光ガイドの内容が説明されました。

11回開かれる講座では高知城や桂浜など観光名所を視察したり、竹林寺の住職や高知城歴史博物館の館長など専門家の話を聞いたりして高知の歴史や文化を学ぶことになっています。

高知県内を訪れる観光客は現在、コロナ禍の前の2019年を上回るペースで増えていて、高知の魅力を発信できる観光ガイドの育成がいっそう求められています。

参加した高知市の60代の女性は「観光客に高知の魅力を伝え、地元に帰ったあともすてきな思い出として周りに話してもらえるようなガイドになりたい」と話していました。