「よさこい祭り」体験ホテル 来年6月 高知市でオープンへ

全国のリゾート地などで宿泊施設を展開する会社が来年6月、高知市のホテルを改装し、よさこい祭りなどの文化を体感できる宿泊施設としてリニューアルオープンすることになりました。

地域と連携することで新たな観光需要を取り込めるか、注目を集めそうです。

全国で宿泊施設を展開する「星野リゾート」は、14日、大阪で記者会見を開きました。

それによりますと、運営を引き継いだ高知市九反田にある「ホテル日航高知旭ロイヤル」を大幅に改装したうえで、来年6月、リニューアルオープンさせます。

ホテルでは宿泊客に高知の文化を体感してもらおうと毎晩よさこい祭りのショーを開催する予定で、会見でも地元のチームやスタッフが実際に踊りを披露していました。

このほか、地元でなじみの飲食店などの情報を集めた地図を作るほか、スタッフがガイド役となり、高知の街なかを案内するツアーも企画する予定だということです。

この会社が、地域と連携した都市型ホテルとして四国に進出するのは初めてで、国内外から新たな観光需要を取り込めるか、注目を集めそうです。

星野佳路代表は「コロナ禍で観光客が来なくなると空気や海がきれいになるなど、観光地にとって悪い影響ばかりではなかった。『アフターコロナ』では地元の人や店にも平等に利益が出るような新しい観光の形が必要だ」と話していました。