「アドベンチャートラベル」商談会を前に旅行会社がいの町訪問

体験型の観光、「アドベンチャートラベル」の国際商談会が11日から札幌市で開かれるのを前に、9日、海外の旅行会社の担当者などがいの町を視察に訪れ、「土佐和紙」の紙すきを体験しました。

「アドベンチャートラベル」は、自然の中での活動や多様な文化に親しむ体験型の観光旅行のことで、海外の富裕層を中心に人気が高く、市場規模はおよそ70兆円にのぼるとされています。

「アドベンチャートラベル」の国際商談会が11日11日から札幌市で開かれるのを前に、商談会に参加する海外の旅行会社の担当者など7人が、9日、いの町を視察に訪れました。

一行は、「いの町紙の博物館」で、伝統工芸品「土佐和紙」の紙すきを体験し、専用の道具で和紙の原料をすくい取り、形を整えて乾かしていました。

アメリカの旅行会社の女性は、「『土佐和紙』を見たり、自分で作ったりして制作過程や歴史を学ぶことができてとてもおもしろかったです。高知や四国は景色がすばらしく、サイクリングなども楽しめるので、アドベンチャートラベルにうってつけだと感じます」と話していました。

県は「アドベンチャートラベル」の受け入れを県内でも広げていくため、モデルコースの検討や、ガイドの養成に取り組んでいて、事業者を巻き込んで機運の醸成を図りたい考えです。