コメの作柄見通し 高知県の早期栽培は「平年並み」

中国四国農政局は、ことしのコメの作柄について、8月15日時点での見通しを発表し、8月中旬までに収穫する「早期栽培」について高知県が「平年並み」となっています。

中国四国農政局は、8月15日時点での四国4県のことしのコメの作柄の見通しをまとめました。

このうち、高知県と徳島県で盛んな、8月中旬までに収穫する「早期栽培」について、平年を100とした「作況指数」の見込みを発表しました。

それによりますと、
▽高知県は、田植期以降の日照時間が平年より多かったことなど天候に恵まれて生育が順調に進んだことから「101」の「平年並み」でした。

▽徳島県は5月下旬から6月上旬にかけて曇りや雨が続いたことなどが生育に影響し「97」の「やや不良」でした。

また、四国4県で10月中旬ごろまでに収穫する「普通栽培」の作柄の見通しについては、6月中旬から気温の高い状態が続き、日照にも恵まれたことなどから
▽愛媛県が「やや良」、
▽香川県、徳島県、高知県は「平年並み」となっています。

中国四国農政局は「台風のシーズンがまだ続いているため、コメの作柄に影響が出ないか引き続き状況を注視したい」としています。