高知市議会開会 一般会計7億余の補正予算案など提出

高知市の9月定例議会が6日開会し、市営団地の建て替えに向けて基本計画の策定などを盛り込んだ一般会計の総額で7億1500万円の補正予算案が提出されました。

高知市の9月定例議会は6日に開会し、一般会計の総額で7億1500万円の補正予算案など合わせて22の議案が提出されました。

具体的には、市内最大の六泉寺町市営住宅など3つの団地を統合して建て替えるための基本計画の策定に向けて2300万円を計上しています。

また、精神障害がある人の重症化や再入院を防ごうと精神保健福祉士や医師などが訪問支援を行うために1827万円が盛り込まれました。

このほか、大雨による農地の浸水被害を防ごうと春野町に排水路を整備する費用として5億5000万円、10月に行われる参議院徳島高知選挙区の補欠選挙にかかる費用に1億1600万円が計上されています。

岡崎市長は今後の市政運営について「コロナで落ち込んだ地域経済の早期の復興や南海トラフ地震への事前復興、人口減少対策などの重要課題に向き合い、市民が安心して暮らし住み続けられるまちづくりに向けて全力で取り組みたい」と述べました。

また、市営団地の建て替えについては「津波による浸水被害のおそれがあることから、津波避難ビル対応を視野に入れた高層化を検討したい」と述べました。

9月定例議会は9月26日まで開かれます。