県森林情報閲覧サイト 所有者4200人余の個人情報を誤掲載

県内の森林情報を閲覧できる登録制のウェブサイトで、森林の所有者4200人余りの名前や住所の個人情報が、誤って掲載されていたことが分かりました。

これは県林業振興・環境部が5日、記者会見を開いて明らかにしました。

県は情報通信機器を活用した「スマート林業」の取り組みとして、林業の事業者が間伐や木材の運び出しがしやすいよう、森林の区画や面積などを閲覧できる登録制のウェブサイトを公開しています。

このサイトに、土佐市と仁淀川町、それに馬路村の森林所有者合わせて4244人分の名前や住所森林所有者が、誤って掲載されていたということです。

この情報はサイトからファイルをダウンロードした事業者が見ることができたということで、調査の結果、5つの事業者が持っていましたが県の依頼を受けて削除したということです。

サイトを管理する県の委託業者が個人情報が含まれたものとそうでないデータのファイルを同じ名前にしたことが原因で、先月24日までの3か月あまり、閲覧できる状態だったということです。

県林業振興・環境部の谷脇勝久副部長は「皆さまにご心配おかけしたことを深くおわび申し上げる。チェック機能の見直しを図り、再発防止に取り組みたい」と述べました。