「らんまん」ファン感謝祭 松坂慶子さんが思いを語る

「らんまん」ファン感謝祭 松坂慶子さんが思いを語る

連続テレビ小説『らんまん』のファン感謝祭が31日、高知市で開かれ、主人公の祖母を演じた俳優の松坂慶子さんと脚本家の長田育恵さんが作品や高知への思いを語りました。

高知市の文化プラザ「かるぽーと」で開かれた31日のファン感謝祭には、およそ600人が集まりました。

この中で、主人公の槙野万太郎の祖母タキを演じた松坂慶子さんは、自身が撮った高知城の写真を見せながら、「『昼寝をしないでください』と書いてあるのですが、天守閣の四方から風が入ってきて、お昼寝したくなってしまうんですよね」と話すと、会場からは笑いが起こっていました。

また、脚本を担当した長田育恵さんは、高知県を何度も訪れたことを明かし、「佐川町など牧野富太郎博士のゆかりの地を回りましたが自然豊かな場所で、幼少期の博士が地面にはいつくばって過ごしていた姿を容易に想像できてこれはよい作品になると確信した」と話し、脚本を書く上での裏話を披露していました。

このあと、2人は『らんまん』の名シーンを振り返りながら演技やセリフに込められた思いを語っていました。

母親と会場を訪れた女性は「松坂さんや長田さんが演技やセリフに思いを込めて考えているのだと思い、感動しました」と話していました。