高知市7億円余の補正予算案 市営団地建て替え計画策定など

高知市は、市内の3つの市営団地の立て替えに向けて、基本計画の策定などを盛り込んだ一般会計の総額で7億1500万円の補正予算案を取りまとめました。

高知市の岡崎市長は、30日、定例の記者会見を開き、9月の定例市議会に提出する補正予算案の概要を発表しました。

それによりますと、補正予算案は、一般会計の総額で、7億1500万円となります。

このうち、市内最大の市営住宅である六泉寺町市営住宅など3つの団地を統合して建て替えるための基本計画の策定に向けて2300万円を計上しています。

また、精神障害がある人の重症化や再入院を防ごうと精神保健福祉士や医師などが訪問支援を行うために1827万円が盛り込まれました。

このほか、大雨による農地の浸水被害を防ごうと春野町に排水路を整備する費用として5億5000万円、ことし10月に行われる参議院徳島高知選挙区の補欠選挙にかかる費用に1億1600万円が計上されています。

記者会見の中で岡崎市長は「六泉寺町市営住宅は津波による浸水の可能性もあるため高層化して一時避難場所としても活用する予定だ。市内で最大の市営住宅で非常に重要な場所なので精力的に整備を進めたい」と述べました。

高知市の補正予算案は、9月6日に開会する定例市議会に提出されます。