新たな県史編さん 各地の資料調査状況を報告

県は、高知の歴史や文化をまとめた新たな県史の編さんを進めていて、2日、開かれた委員会で、県内各地の資料の調査が進められていることなどが報告されました。

県は、新たな県史の編さんにあたって大学教授や博物館の館長などおよそ60人を委員として迎え、去年から時代やジャンルごとに専門部会を設けて進めています。

2日、県庁で、各部会の活動状況の報告が行われ、はじめに委員長を務める浜田知事が、「高知のアイデンティティーを示せるような県史にしたい。息の長い事業になるが、皆さんの協力を得ながらすばらしい県史の編さんを行っていきたい」とあいさつしました。

その後、それぞれの専門部会から、地元の大学生の協力も得ながら民具の資料をクリーニングしたり撮影したりしたことや、明治維新については全国的にも注目されることから部会どうしが協力して作業を進めていることなどが報告されました。

高知県の県史は1963年度から15年かけてまとめられたものがありますが、新たな県史は2040年度までにおよそ35巻の刊行を目指しています。

委員会の副委員長を務める京都大学の藤井※譲治名誉教授は、「各部会が積極的に活動し、資料の発掘が進んでいる。研究の足場を固めないと発信する内容が薄くなってしまうので、委員の皆さんの専門的な知識を踏まえてまずは足場を作り上げてほしい」と話していました。

※「譲」の異体字、右側「ねべぶた」の下が「口」2つ