保育園の園児ら58人が食中毒 保育園の給食で 高知

7月に、高知市の保育園で給食を食べた園児と職員あわせて58人が下痢や発熱などの症状を訴えました。食中毒の原因となる菌が検出されたことなどから、高知市は集団食中毒が発生したと断定し、保育園の給食施設を3日間、営業停止の処分にしました。

高知市によりますと、先月22日から25日にかけて、高知市の保育園で給食を食べた園児や職員が下痢や発熱の症状を訴え、保健所が調べたところ、食中毒の原因となる鶏などが持つ菌「カンピロバクター」が検出されました。

発症したのは園児54人と職員4人で、現在、回復に向かっているということです。

高知市は集団食中毒が発生したと断定し、給食で出された鶏肉を使った照り焼きハンバーグやホウレンソウのささみあえに菌が含まれていたとみて調査を進めています。

また、園内の給食施設の調理業務を1日から3日間、営業停止の処分にしました。

保育園は給食の代わりにお弁当を持参してもらい対応するということです。

夏休み期間中は焼き肉やバーベキューの機会が増えることもあり、高知市は食中毒を防ぐため鶏肉などを調理する際、中心部まで十分に加熱するなど注意するよう呼びかけています。