「夏休みこどもフェス」気象や農業など国の仕事学ぶ催し

夏休み中の子どもたちに気象や農業などに関わる国の仕事を楽しく学んでもらおうという催しが高知市で開かれました。

高知市にある気象台や農政局など、4つの官公庁が合同で開いた「夏休みこどもフェス」は、コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となり、会場の「高知みらい科学館」には多くの子どもたちが集まりました。

このうち、気象台のコーナーでは、子どもたちが紙やストローなどを使って手作りの風向風速計を組み立てていました。

風向風速計は、県内のアメダス観測地点に設置され、子どもたちは、毎日の天気予報に風の強さや方向などの観測が欠かせないことを学んでいました。

このほか、ハローワークのコーナーでは、自分で好きな絵を書いて缶バッジ作りが行われたほか、農政局のコーナーでは、子どもたちが実際に脱穀やもみすりをして精米するまでの工程を学んでいました。

参加した小学3年生の児童は「工作が好きなのでバッジを作りました。白いお米がどうやってできるかを知ることができて、よかったです」と話していました。

また、別の小学3年生の児童は「風の観測の仕組みを知り、勉強になりました。将来の仕事はまだ考えていませんが、参考にしたいです」と話していました。