「森林鉄道から日本一のゆずロードへ」日本遺産の重点支援地域

高知県東部にある中芸地域の、林業の歴史やゆずの魅力など観光資源をまとめた「森林鉄道から日本一のゆずロードへ」が、「日本遺産」の中で他の地域のモデルとなる「重点支援地域」に選ばれました。

「日本遺産」は、各地に点在する文化財を歴史的な経緯や地域の特色ごとにまとめて観光振興に生かそうと、文化庁が認定しているものです。

安田町など中芸地域の5つの自治体が観光資源をまとめた「森林鉄道から日本一のゆずロードへ」は、地元の林業の歴史やゆずの魅力などを伝えるストーリーが高く評価され、2017年に認定されました。

「日本遺産」は6年ごとに審査が行われていて、今回、ゆずを生かした商品作りやストーリーの認知拡大に向けた「ゆずロードミュージアム」の開設などが評価され、認定が継続されるとともに、他の地域のモデルとなる「重点支援地域」に選ばれました。

「中芸のゆずと森林鉄道日本遺産協議会」の黒岩之浩会長は「今回の評価を励みにして、日本遺産を通じた地域活性化に中芸地域が一丸となって取り組んでいきたい」とコメントしています。