子どもたちがSNS通じた犯罪に巻き込まれない環境改善を

犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築こうという「社会を明るくする運動」の決起集会が7日、高知市で行われ、子どもたちがSNSを通じた犯罪に巻き込まれないよう環境の改善に努めていくことなどを申し合わせました。

「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築いていこうという取り組みで、県庁で行われた決起集会には、県や法務省の関係者などのほか、地域のボランティアなど100人あまりが出席しました。

集会では高知地方検察庁の堀内伸浩検事正が「高知県には、犯罪や非行からの更生に必要な地域における接点づくりや県民の連帯といった要素を大切にする土壌がある」と述べました。

このあと、高知市に住むお笑い芸人の淀家萬月さんが、1日保護観察所長に嘱託されました。

高知県警察本部によりますと県内で去年1年間に検挙・補導された少年は162人と前の年と比べて11人増えているほか、少年の「再非行率」は28.4%で、全国平均を3.1ポイント上回っています。

こうしたことを受け集会では、子どもたちにボランティア活動などへの参加を呼びかけ、子どもの自立心や協調性を育んでいくことや、子どもたちがSNSなどを通じた犯罪に巻き込まれないよう、子どもたちを取り巻く環境の改善に努めていくことなどを申し合わせました。