障害のある人たちが職能を競う大会 高知市

障害のある人たちが、パソコンを使った事務作業や接客など、仕事に必要な技能を競う「アビリンピック」の高知大会が、1日、開かれました。

高知市で行われた大会には、県内の特別支援学校や就労支援施設などに通う53人が出場し、7つの種目で学校や職場で培った技能を競いました。

このうち、「表計算」の種目は、パソコンのソフトを使って、企業の売り上げを示す表やグラフを正確に作れるかを競うもので、参加した選手たちは集中した表情でパソコンに向かっていました。

また、「喫茶サービス」の種目では、喫茶店に見立てた会場で、客から注文を受けて飲み物などを運んだり、客からの質問に答えたりするなどの対応を競っていました。

大会を主催した高齢・障害・求職者雇用支援機構高知支部の笹島秀昭課長は「障害者の方1人1人が能力を十分に発揮できる機会を多く与えていただくことで、年齢や障害に関わらず働いていける社会を目指していきたい」と話していました。

この大会で優秀な成績をおさめた選手は、ことし11月に愛知県で開催される全国大会に出場することになっています。