越知町の山間部つなぐバイパス道路が開通

越知町の山間部をつなぐバイパス道路が10日開通し、記念の式典が開かれました。
落石などの災害の危険性が解消されるほか、急カーブが回避されるなどの道路の安全性の確保が期待されています。

平成20年度から工事が始まった国道33号線越知道路は、越知町の越知丙から越知丁の1.8キロのバイパス区間がこのほど完成し、10日午後4時に開通しました。

開通の式典には、関係者およそ60人が出席し、テープカットとともにくす玉が割られ、開通を祝いました。

開通により、これまでと所要時間はほぼ変わらないものの、地滑りや落石などの災害の危険性が解消されるほか、急カーブが回避されるなどの道路の安全性の確保が期待されていて、国は今後、残る1.2キロの区間の工事を進めたいとしています。

国土交通省土佐国道事務所の森山崇事務所長は「道路の走行性や安全性が向上し、高知市方面への救急搬送の負担軽減にもつながると期待している。地域を訪れる観光客の安全と安心にもつながるので多くの人にこの道路を使ってもらいたい」と話していました。