サボテンや多肉植物を展示 四国の愛好家が育てる

四国の愛好家が育てたさまざまな形のサボテンや多肉植物の展示会が高知市の県立牧野植物園で開かれています。

高知市の県立牧野植物園で9日から始まった展示会には、四国の愛好家が育てたサボテンや多肉植物、およそ150鉢が展示されています。

サボテンや多肉植物は、極度の乾燥と強い日ざしという過酷な環境でも生きていけるよう水分や養分を蓄えるため茎を肥大化させたり、葉を持たなかったりと、ユニークな形をした種類が多くあります。

このうち、アフリカ原産の「ハオルチア」という多肉植物は、透き通ったように見える丸く肉厚な葉が特徴で、“砂漠の宝石”と呼ばれて人気を集めています。

また、北中米原産の“星の植物“という意味の「アストロフィツム」というサボテンは、上から見ると星の形に見えることからそう名付けられています。

このほか、会場ではさまざまな種類のサボテンと多肉植物の販売会も行われ、訪れた多くの人たちがお気に入りの品を買い求めていました。

県立牧野植物園の丹羽誠一温室管理班長は「連続テレビ小説『らんまん』の影響もあって大変多くの方が訪れています。さまざまな形をしたサボテンと多肉植物の魅力を知っていただき、ぜひ育ててみてほしい」と話していました。

展示会は、11日まで開かれています。