高知 空港連絡バス7月から値上げ 燃料費高騰でコスト増

燃料費の高騰による輸送コストの増加で、高知空港とJR高知駅などを結ぶ空港連絡バスが来月1日から最大160円値上げされることになりました。
運賃の値上げは、消費税率の引き上げに伴うものを除けば今回が初めてです。

「とさでん交通」と「高知駅前観光」によりますと、高知空港とJR高知駅などを結ぶ空港連絡バスは燃料費の高騰による輸送コストの増加に対応するため来月1日から運賃が値上げされることになりました。

高知空港とJR高知駅の区間は現在の740円から160円上がって900円になるほか、高知空港と知寄町や知寄町2丁目の区間は690円から800円にそれぞれ値上げされます。

一方、地元の利用客の負担を軽減するため、高知県内で使える交通ICカード「ですか」を利用した場合、運賃は10%割り引きされます。

運賃の値上げは消費税率の引き上げに伴うものを除けば、1961年に運行が始まって以降、今回が初めてです。

バスを運行する両社は、「お客様にはご迷惑をおかけしますが、やむをえない値上げなので理解してほしい」と話しています。