去年1年間に県内で生まれた子どもの数3721人 過去最少に

去年1年間に高知県内で生まれた子どもの数は3721人で、統計を取り始めて以降、最も少なくなりました。

厚生労働省は2日、去年の「人口動態統計」の概数を公表しました。

それによりますと、高知県で1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は、去年1.36でした。

全国平均に比べて0.1ポイント高くなったものの、前の年を0.09ポイント下回りました。

また、県内で生まれた子どもの数は3721人と、統計を取り始めて以降、最も少なかった3年前より361人減り、過去最低となりました。

これについて、高知県は、「出生数の減少は複合的な要因があると思うが、分析していきたい。若い世代の希望がかなって結婚し、希望する誰もが安心して子どもを産み育てることができるよう、出会いの機会の拡充や、子育てしやすい地域作りなど少子化対策の抜本的な強化に取り組みたい」としています。