幼稚園児たちが百貨店で「1日店長」を体験 高知

買い物やお金の使い方を通じて子どもたちに消費活動について学んでもらおうと29日、高知市内の百貨店で、幼稚園児たちが1日店長を体験しました。

この体験は、5月の消費月間にあわせて県などが毎年行っているもので、ことしは高知市にある高須第2幼稚園の年長の園児、22人が参加しました。

子どもたちは、1日店長と書かれた水色のはっぴを着て、百貨店の朝礼に参加し「きょうも1日、がんばりましょう」と元気よく挨拶しました。

子どもたちは、接客やレジ打ちなどを体験しこのうちハンカチなどを扱う売り場では、カウンターの中で台に乗った園児たちが、商品を包装したり、客からお金を受け取っておつりを返したりしていました。

ハンカチを買った客は「社会勉強になってとても良いと思いました。かわいらしかったです」と話していました。

高知県立消費生活センターの竹村裕子所長は「買い物やお金の使い方に興味を持ってもらうだけでなく買ったものを大切にする心も養ってほしい。県民の皆様にも消費者教育の重要性について理解を深めてほしい」と話していました。