「大きくなってね」小学生がアユの稚魚を放流 奈半利町

環境を大切にする心を育んでもらおうと、奈半利町で子どもたちがアユの稚魚およそ8000匹を川に放流する体験会が行われました。

この取り組みは、奈半利川のアユ漁の解禁を前にした22日、奈半利川淡水漁業協同組合が企画したものです。

下流の奈半利町の河川敷には地元の奈半利小学校の3年生の児童と教員、あわせて16人が集まり、アユの稚魚の放流を行いました。

子どもたちは、バケツに入った体長が10センチほどのアユの稚魚を漁協の人から受け取り、「大きくなってね」などと声をかけながら放流していました。

22日に放流された稚魚はおよそ8000匹で、川の中に出ると元気よく泳いでいました。

参加した子どもたちは、「元気に大きくなってまた会いたいなと思いながら放流しました」と笑顔で話していました。

主催した奈半利川淡水漁業協同組合の林田千秋組合長は、「川に親しんでもらい、川について学習してもらえたらと企画しました。元気に放流してくれてうれしいですし、私たちもいい思い出なりました」と話していました。
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