高知市 牧野植物園 来園者との交流促進する新施設オープン

高知市の県立牧野植物園に、植物の医薬品への活用などの研究を通して、来園者との交流を促進する新たな施設が完成し、オープニングセレモニーが行われました。

高知市の県立牧野植物園に完成したのは「植物研究交流センター」で、植物の医薬品や化粧品への活用などの研究を進めながら、研究者と来園者との交流を進めることが目的です。

20日のオープニングセレモニーでは、高知県の浜田知事が「この施設を通じて子どもたちが植物への関心を高め、将来、牧野博士のような人物が誕生することを期待しています」とあいさつしたあと、テープカットをして完成を祝いました。

この施設は3階建てのおよそ1600平方メートルで、研究スペースのほか、子どもが植物を使った実験を楽しめる「キッズラボ」や、園内を一望する景色の中、地元食材を使った料理を提供するレストランなどが設けられています。

県立牧野植物園の川原信夫園長は「植物研究を活用して、研究者や来園者との交流が生まれるような施設になってもらいたい」と話していました。