世界に誇る「くい打ち」技術を発信 機械など展示施設 香南市

高知市のメーカーが世界に誇る「くい打ち」の技術を発信しようと、実物の機械などをわかりやすく展示した施設が香南市に完成し、16日から一般公開が始まりました。

この展示施設は高知市の建設機械メーカー、技研製作所が香南市赤岡町に開設したもので、地名と創業した年にちなんで「RED HILL 1967」と名付けました。

このメーカーでは、防潮堤の工事などで用いられるくい打ち機を製造していて、騒音や振動を出さずにくいを打ち込む「圧入」と呼ばれる特殊な技術を世界で初めて実用化しました。

今回開設した施設では、この「圧入」の技術についてパネルや映像でわかりやすく解説されていて、「圧入」の技術が、世界の40以上の国と地域で使用され、今後は宇宙開発の分野でも活用が期待されることなどが紹介されています。

また、昭和50年に初めて開発したくい打ち機の1号機など自社で製造したものや世界各地から集めたものなどくい打ち機50台が展示され、歴史や進化がわかるようになっています。

技研製作所では、「高知で生まれた圧入技術について、多くの人に理解してもらい、世界に発信していきたい」としています。

施設の見学は無料で、ホームページで1週間前までに事前予約制で受け付けています。

予約サイトのURLは以下のとおりです。
https://redhill1967.giken.com/