オランダの学生が園芸技術の現場を見学 高知

園芸農業の先進国として知られるオランダの専門学校で学ぶ学生たちが26日、高知市の農園を訪れ、日本の園芸技術の現場を見学しました。

高知市の農園を訪れたのは、県と園芸の分野で友好協定を結んでいるオランダのウェストラント市の農業専門学校で学ぶ16歳から19歳の学生7人です。

この学校は13年前からいの町の県立農業大学校と交流を続けていて、新型コロナウイルスの影響で今回は4年ぶりにオランダの学生たちが高知を訪れました。

はじめに、一行は植物の「ヒメイワダレソウ」の露地栽培の現場を訪れ、鉢植えを手に取って葉の様子を観察したり肥料の種類などを質問したりして日本の栽培方法を学びました。

このあと、カーネーションなどが植えられている農業用ハウスを見学し、学生たちは写真を撮るなどしてオランダの栽培方法との違いに感心していた様子でした。

男子学生は「オランダの農業用ハウスは光の当て方などを自動化しているので自然光を取り入れる栽培方法は新鮮でした。日本の作物はどれも高品質で今回学んだ技術を生かしていきたい」と話していました。

オランダの学生たちは5月1日まで高知県に滞在し日本の農業について学ぶことになっています。