釈迦の誕生祝う「花まつり」室戸市の四国霊場・最御崎寺

釈迦の誕生日とされる8日、高知県の室戸岬にある寺で「花まつり」が行われ、多くの人が訪れました。

高知県室戸市にある四国霊場24番札所の最御崎寺では、釈迦の誕生日とされる4月8日に合わせて、毎年「花まつり」が開かれています。

寺の本堂では法要が営まれ、僧りょがお経を唱える中、檀家の女性たちが静かに手を合わせていました。

また、本堂の前に高さ20センチほどの釈迦の像が置かれ、訪れた人たちは、釈迦が生まれたときに甘い雨が降ったという言い伝えにちなんで、雨に見立てた甘茶をひしゃくを使って像にかけていました。

そして、参拝した人たちには甘茶がふるまわれていました。

岡山から四国遍路に訪れたという60代の女性は「おいしく頂きました。とても元気が出ました。これからも頑張って回ります」と話していました。

また、岩手県から遍路に訪れたという男性は「お接待は力になるので、楽しみながら最後まで遍路を回りたいと思います」と話していました。