保育園に入園の子どもたち 「慣らし保育」が各地で始まる
この春、保育園に入園した子どもたちが新しい環境に無理なく慣れるよう短い時間から預けて徐々に過ごす時間を延ばしていく「慣らし保育」が、各地で始まっています。
このうち、高知市鷹匠町の丸の内保育園では、新しく入園した子どもたちが保護者に連れられ、次々に登園しました。
子どもにとって急な環境の変化は、強いストレスがかかり、体の不調につながる懸念もあるため、子どものペースに合わせて慣らし保育を進めることが重要とされています。
慣れない環境に不安な様子の子どもたちは、保護者から離れると、大声で泣き叫んで嫌がり、保育士がだっこをしたり、膝に乗せたりして優しくあやしていました。
7か月の子どもを預けた母親は「きのうは帰ってきてから疲れた様子だったので、少しずつ慣れてほしいです。来月には復職する予定なので、それまで家ではたっぷり遊んであげたいです」と話していました。
野村容子園長は「静かな家庭の中から初めての集団生活に出るので、慣れるにはやはり時間がかかります。焦らずに子どもたちの様子を見ながら保育をしていきたいです」と話していました。