いの町の「いの大国さま」で春の大祭 福を呼び込む神楽を奉納
高知県いの町の「いの大国さま」として親しまれている神社で毎年恒例の春の大祭が行われ、福を呼び込む神楽が奉納されました。
いの町の椙本神社は「いの大国さま」として親しまれ毎年2月に行う春の大祭は土佐三大祭りにも数えられています。
この神社は、笹の枝に絵馬や小さな俵をくくりつけた福笹が名物で、朝から地元の人たちが去年の福笹を手に次々と訪れ、奉納しては新しい福笹を買い求めていました。
息子と一緒に室戸市から訪れた女性は「美容院を営んでいるので商売繁盛を願って毎年、福笹をもらいに来ています。息子の健康も願いながら飾り付けたいです」と話していました。
また、神社では7段飾りの雛人形を背景に福を呼び込む神楽「大国主の舞」が奉納されました。
稲穂や小づちを担いだ2体の神が五穀豊穣や一家の円満を願って舞い踊ると、訪れた人たちが向こう一年幸せに暮らせるようにと、福銭と呼ばれる祈願した小銭が入った袋を配っていました。
須崎市から訪れた男性は「賑やかな神楽が見れて新年のようなすがすがしい思いです。気持ち新たにまた明日から仕事に励みたいです」と話していました。