太平洋に臨むコスモス畑に手作りのかかし 奈半利町
高知県奈半利町の太平洋に臨むコスモス畑に手作りかかしが設置され、見に来る人たちを楽しませています。
これは少子高齢化が進む地域を活性化しようと奈半利町の平地区の人たちが、毎年コスモスの花が咲くこの時期に行っているものです。
コスモス畑は太平洋に臨む高台にあり、8月に種を植えたコスモスは、現在、7分から8分咲きを迎えています。
見に来る人たちを楽しませようと、コスモス畑では3年前から地元の人たちが手作りしたかかしが設置されていて、朝から設置作業を行っていました。
かかしは60体あり、農作業をしている姿のかかしのほか、結婚式のカップルの姿をしたかかしには風船で飾られたアーチも取り付けられるなど手がこんでいます。
隣の田野町から来た女性は「去年も来てきれいだったので来ました」と話していたほか、安芸市から来た小学生の女の子は「初めて見ましたが、とてもきれいで、いい思い出になりました」と話していました。
かかしを作った1人、近森茂さんは「過疎化で人が少なくなり、かかしを作ってにぎやかにしたいと始めましたが、今では住人よりかかしが多くなりました。みんなに見に来てほしい」と話していました。