南海トラフ地震に備え 防災士めざす中学生対象に講座

南海トラフ巨大地震などに備えて地域の防災力を高めようと、高知県南国市で防災士を目指す中学生を対象にした講座が開かれました。

この講座は、将来の地域防災を担う若者を育成しようと南国市が初めて開いたもので、13日は市役所に防災士を目指す市内の中学生およそ50人が集まりました。

講座では地域にあった対応策を導き出す力を養おうと、地図から地形や地域の特徴を考える訓練が行われました。

生徒たちは地図上の川や病院などにペンで印をつけたあと、「川が入り組んでいて浸水する」とか、「病院へ行くには川を渡らないといけない」などと地域の特徴を次々に付箋に書き出して、地震や大雨などの際に気をつけるべき点を考えていました。

市によりますと、南国市では南海トラフ巨大地震による津波で沿岸部の浸水が想定されているほか、最大規模の大雨による洪水で、市内の半分の面積が浸水することが予想されています。

また、市内には150近くの自主防災組織があるものの、高齢化が進んでいて次世代の防災を担う若者の育成が課題だということです。

参加した中学2年生の女子生徒は、「学んだことを家族に伝えて災害が起こったときに生かせるようにしたいです」と話していました。

生徒たちは14日も講座を受けたあと、プログラムの一環として防災士の資格試験を受けることになっています。