「よさこい祭り」予定どおり10日からの開催を決定

「特別演舞」として3年ぶりの開催される「よさこい祭り」について、主催するよさこい祭振興会は1日、会合を開き、予定どおり今月10日から開催することを決めました。

高知市で開かれたよさこい祭振興会の会合には、高知商工会議所の関係者のほか、県や高知市の担当者など7人が出席しました。

去年、おととしと2年連続で中止となったよさこい祭りは、ことしは規模を縮小し、特別演舞として3年ぶりに今月10日と11日に開催する方向で準備が進められてきました。

その一方で、新型コロナウイルスの感染がこのところ急拡大し、県独自の対応の目安も「警戒」から「特別警戒」に引き上げられたことから「よさこい祭り」の開催について検討が行われました。

その結果、県内に「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が出されていないことなどから、予定どおり開催することを決めました。

振興会は、祭りを安全に開催するために会場に検温ブースを設けて、来場者に検温や手の消毒をしてもらうほか、踊り子やスタッフに対して祭りの1週間前から毎日、健康チェックを求めるなどの感染対策を取ることにしています。

よさこい祭振興会の山崎道生総務部会長は「今年開催できなければ祭りの文化を受け継ぐのは、もう難しいのではないかという声もあった。70年近く県民の楽しみとして続けてきた祭りを途絶えさせる訳にはいかない」と話していました。

開催決定を受けて第1回大会から参加する老舗の商店街チーム「帯屋町筋」の早川賢治代表は「開催できると信じてスタッフとともに準備してきましたが、実際に開催が決まって正直ほっとしています。これから準備が大詰めを迎えるので、みんなによさこいっていいなと思ってもらえるような祭りにしていきたい」と話していました。

「よさこい」が予定どおり開催されることが決まったことを受けて高知市の中心部では開催を喜ぶ人が多い一方で、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での開催に不安を感じるという人もいました。

このうち20歳の大学生は「高知らしい祭りが3年ぶりに戻ってくると思うとうれしいです。コロナに不安はあると思うけど開催してほしいと思っていました」と話していました。

また、友だちと買い物に来たという高校生は「久しぶりに高知に活気が戻るのでうれしいです。感染対策をとりながら、友だちと一緒に見に行きたい」と話していました。

高知市内の80代の女性は「コロナの感染が広がってからもう3年目になるので、みんながきちんと対策をとれば大丈夫だと思います。暑いので、本番はテレビで見ます」と話していました。

その一方、家族と買い物に訪れた30代の男性は「高知らしい祭りが行われるのはうれしいが、感染が増えている状況なので、心配とうれしい気持ちが半分半分です」と話していて、新型コロナの感染拡大が続く中での開催に、不安を覚えるという人もいました。