南海トラフ地震に備え 四国の「DMAT」が合同訓練 高知市

四国地方に拠点を置いている災害派遣医療チーム、「DMAT」の合同の訓練が23日、高知県内で行われ、南海トラフ巨大地震が発生した場合に、被害を受けた医療機関に迅速にチームを派遣するための手順などを確認しました。

「DMAT」は、災害が起きた際に被災地で医療機関の支援などを行う医師や看護師などのチームで、新型コロナの影響で3年ぶりの実施となった23日の訓練には、四国全域から22のチームが参加しました。

訓練は南海トラフ巨大地震が発生し、最大震度7を観測したという想定で行われました。

地震発生の翌日以降にほかの県からDMATが駆けつけたという想定で、南国市のサービスエリアに各チームが集合しました。

サービスエリアに設置された本部では、各チームの医師と看護師の人数や救急車など患者を搬送できる車で来ているかなどを確認し、活動の拠点となる高知市と南国市の2つの病院に行くよう指示を出していました。

そして、高知県庁に設置された調整本部では、被害が大きい地域にある各病院について、食料や薬などの備蓄があるかや人手が足りているかなどを確認した上で、どの病院にチームを派遣すべきなのか検討するなどして、各チームの効果的な活用を迅速に行う手順を確認していました。

調整本部の本部長を務めた、近森病院の井原則之救急部長は「災害が発生したときパニックを起こさず、救える命を確実に救えるよう、訓練の経験を通じて冷静に最大限の医療を提供できるようにしたい」と話していました。